20日(土)にWコースで4ハロン57.8-41.9-13.4を単走で馬ナリに追われ、24日(水)には坂路コースで4ハロンから0.5秒先行して併せ、55.6-41.0-27.1-13.5を馬ナリに追い切りました。「候補に挙がっていた新潟・ダ1800mは、先週末の調教の感じから使うだけになってしまいそうだったため、特別登録はおこないませんでした。今週は水曜日に追い切りをおこない、この感じであれば来週は何とか間に合いそうといったところ。ここ最近は私が跨れていないのですが、騎乗しているスタッフは『凄い良いというわけではないものの、使いに行く分には問題ない状態』と話しています。具体的にどこが悪いとかそういったところはないのですが、今までは馬体にいい意味での遊びがあって、そのジョイントの部分がいわゆる緩さというか嵌まりの悪さなんかも含めてプラスに作用していたんですよね。元々バランスの良い馬ではなかったのですが、そういうところがマッチして上手くいっていました。それが消えてしまったと言うか、よじれて固まってきてしまったような感じ。上手く体を使えていないと言った方が良いのか、走っていてもぎこちない感覚があり、何ともしっくりいかなかったのでここまで時間が掛かってしまいました。遊びがあったおかげでハミの掛け方とか、バランスの取り方がうまく調整できていましたし、今はよじって走っているので、おそらくこれまでよりも疲れやすいと思います。また、走りがギクシャクしているので、これでは競馬に行ってもジョッキーがしっかり追ってこないだろうとも思ったところ。結果は出ませんでしたが、少なくとも前回まではそんなことはありませんでしたし、まだ何が原因かは分かりません。ただ、カーマン自身は相変わらず元気が良いですし、馬房内で飼い葉を『よこせ、よこせ』と煩いように、本人は調子が悪いとはこれっぽっちも思っていないんでしょうけどね。私も気になるので、騎乗スタッフには角馬場で乗っている際も『大丈夫か、大丈夫か』と確認をしています。うちではベテランの部類に入るしっかり乗れるスタッフ2人に交互に騎乗、意見交換をしてもらっていますが、ようやく概ねこれだったら大丈夫だろうという話になりました。新馬勝ちをした馬で求めるものが高くなってしまったため、皆様にはご心配をお掛けしてしまい申し訳ございません。来週追い切って、5/05(日)東京・3歳1勝クラス(ダ2100m・混)に向かうつもりです。ここ2戦乗っている琉人は新潟ですし、こういったところがある馬なので、最後まで一生懸命追ってきてくれるようなジョッキーに依頼しようと思っています」(小島茂之調教師)