この後は福島県・ノルマンディーファーム小野町で調整することになり、本日26日（金）に移動しました。

24日(水)に坂路コースで4ハロン56.0-42.0-28.3-14.4を単走で強めに追い切りました。「先週いっぱいは少し楽をさせ、水曜日に初めて速いところをおこなってみました。坂路コースで前の馬を追い掛ける形で運び徐々にペースを上げていったのですが、スピードが上がると前後がバラバラになり、前の馬にスーッと離されてしまいました。ほぼ一杯に追われたものの推進していかず、時計も終い1ハロン14秒台でした。相変わらずバランスの悪さが目立ちますし、乗り手も気持ち悪さを感じているところ。このままレースまで進めていくのは難しそうなことから、ここで一息入れさせてもらうことにしました。時期も時期なので焦る気持ちはありますが、このままレースまで行っても良いことはなさそう。バランス面がどうなるかは分かりませんが、もう少し体力も付けてほしいところです。もうそんなに時間もないので、状態が上向いてきたらなるべく早く帰厩させ、デビューに向けて進めていきたいと思っています」（畠山吉宏調教師）

本日19日（金）にゲート試験を受験し、無事に合格しました。

「今週もゲート練習を中心に進め、水曜日の時点では入り、駐立は問題なく、消音で扉を開けたものの反応しない状態。昨日も練習をおこない、少し改善が見られたので本日ゲート試験を受けてみましたが、無事に一発で合格してくれています。1回目の枠入りの際に直前で少し止まって乗り手に促され促されて何とか入ったのですが、2回目は逆にスムーズに入ったところ。スタートはどちらもスムーズに出られています。まずは競走馬としての第一歩を踏み出せてホッとしましたが、時期も時期ですしあとはここからレースに向けて仕上げていかなければですね。ただ、ある程度スピード乗っていけば良いのですが、ゆったりとしたペースや止め際などは前後のバランスが悪いためか歩様がバラバラになり、乗り手も腰が引けてしまっているんですよね。週末は少し楽をさせつつこのまま様子を見て、問題ないようなら来週から少し速めのところをおこなっていこうと思っています。その感じを見て、このままデビューまで進めていくか、一旦放牧を挟むかを決めるつもりです」（畠山吉宏調教師）

ノルマンディーファーム小野町で調整され、10日（水）に美浦・畠山吉宏厩舎に入厩しました。

「育成場から聞いていた通り、いろいろ難しそうなところがある馬ですね。初入厩ですが、環境の変化とかそういうのに敏感なところがあるのが一番。最初調教から上がってきても馬房の中で前掻きがすごかったんですよ。右脚で掻いたと思ったら、左脚に変えたりして、汗ばむくらいの動作をしているところ。調教は誘導馬について角馬場でほぐして坂路を登ってくるというパターンで進めているのですが、強度が上がってくるとナーバスというかパニックになりそうな気配もするので、気をつけながら進めていきます。まずはゲート試験という流れでいこうと思っているのですが、いま2歳の先発組が入ってきているので一緒におこなっていこうと思っています。ただ、体が頼りないところがあり、2歳の方がしっかりしている感じもするので、ついていけるか少し心配なところ。まだ2日しか経っていませんし、ここまで順調に進めてこられたわけでもないので、様子を見つつ来週からもう少し負荷を強めながら進めていきたいと思っています」（畠山吉宏調教師）

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース（週2回は15秒ペース）のメニューで調整しています。ここまでコンスタントに15-15をこなせており、左前蹄に熱感を持つようなこともありません。走り方や息遣いなど、正直まだ物足りない部分もありますが、この後も坂路でしっかり負荷を掛けながら鍛えていく方向で進めていきます。

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース（週2回は15秒ペース）のメニューで調整しています。コンスタントに追い切りを重ねていくなかで、ここ最近はやや煩い一面も見せ始めるようになってきました。ただ、この中間も左前蹄を含めて異常はなく、乗り込み自体は順調に進めることが出来ています。引き続き坂路で時計消化をおこないつつ、入厩に向けて体全体をさらに強化していければと考えています。

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース（週2回は15秒ペース）のメニューで調整しています。春になりようやくダートコースも乾いてきて、フラットな箇所でも肢を取られずキャンターをおこなえるようになっていることから、19日（火）より3ハロン15-15の追い切りを開始しました。左前蹄も特に気にする素振りはなく、追い切り後の動きもスムーズなので、このまま入厩へ向けてしっかりと負荷を掛けていきます。

現在は馬場1周と坂路2本を15～18秒ペースのメニューで調整しています。騎乗再開後も左前蹄の状態は安定していることから、12日（火）には坂路2本目の後半をハロン15秒までペースアップしています。少し楽をさせた分、息遣いは物足りなく感じられますが、以前にも15-15は何本かこなしていたので、このまま乗り進めていけば次第に良化してくると思います。引き続き蹄のケアをおこないながら入厩に向けてネジを巻いていきます。

現在は馬場1周と坂路2本を18～20秒ペースのメニューで調整しています。週明け4日（月）より騎乗を再開しました。当初はトレッドミルからの立ち上げも検討していましたが、マシンへの入りがスムーズではなかったことから騎乗してコースへ出ています。周回コースでダクを長めに乗り、それから坂路でのキャンターへ移行していますが、歩様の違和感や調教後の蹄を含めた脚元の状態に異常はありません。このまま徐々に乗り進めていく予定です。

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。この中間に左前蹄骨のレントゲン検査をおこなったところ、異常所見はありませんでした。歩様も良化傾向にあるので、近日中に騎乗を再開する予定ですが、その前にトレッドミルを挟むことも検討しています。

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。左前蹄の熱感が引いて歩様も良化したことから、昨日22日（木）よりマシンでの運動を再開しました。その後も特に気になるところはありませんが、はっきりとした原因が特定できていないので、念のため慎重に立ち上げていきます。

現在は舎飼されています。この中間も運動を控えて左前の状態を確認していますが、蹄にわずかながら熱感があることから水冷によるケアをおこない、装蹄師とも相談しながら経過を観察しています。今のところ挫跖の痕は見られませんし、歩様にも良化の兆しが窺えるため、熱感さえ落ち着けば運動を再開できるのではないかと考えています。

現在は舎飼されています。昨日8日（木）朝に馬房から出したところ、左前の歩様にやや硬さがあったため、その後は一旦騎乗を控えて様子を見ています。裏筋や関節の痛みではなさそうで、筋肉痛の可能性が高いのではないかと思われます。ひとまず今週いっぱいは楽をさせて、歩様が改善され次第、運動を再開する予定です。

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース（週2回は15秒ペース）のメニューで調整しています。今週の追い切りも問題なくこなしていて、動きは順調に良化してきていますし、馬体面からは体調の良さも窺えます。課題の残る気性面に関しては、まだハミに対しての反抗心、馬体を伸縮させることへの抵抗など、頑固な部分が見受けられます。少しずつでもいい方に変わってくるよう進めていければと考えています。

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース（週2回は15秒ペース）のメニューで調整しています。今週も坂路主体に15-15を織り交ぜており、タイム的な面では追い切り開始当初よりも楽に出せるようになっています。登坂後の息遣いも良化傾向とあって、あとは気性面の成長が追いつてくればさらに良くなってきそうな印象を受けますが、まだ我の強い一面が残っているため、追い切りを重ねながら成長を待ちたいところです。

現在は馬場1周と坂路2本を18秒ペース（週2回は15秒ペース）のメニューで調整しています。16日（火）から15-15を開始しました。課題が残る現状ではありますが、前々への意識が強くなってきた面もあり、15-15でも時計的には走りきることができています。まだ背腰がしっかりしていない分、前がかりの重心になっているので、追い切りを重ねていくなかでさらに力が付いてくればタイムも詰めていけそうです。

現在は馬場1周と坂路2本を15～18秒ペースのメニューで調整しています。坂路でのハミ受けがだいぶ良化してきたこともあり、このタイミングでペースアップを図りました。理想としてはハミから首、背腰とある程度伸縮した状態で走らせたいところですが、まだ全体的に力が付ききっておらず、馬が少しでも窮屈だと思うと首を振ってしまいます。それでも徐々にハミへ重心が乗ってきている印象を受けるので、引き続き坂路主体に乗って鍛えていきます。

現在は馬場1周と坂路2本（上限18秒ペース）のメニューで調整しています。この中間も坂路主体に乗っていますが、気持ちの問題もあり、ハミ受けや体の使い方がなかなか良い方向に変わってきません。休まず鍛錬を重ねている割に、いまだハミから逃げようとしてバランスを崩したり、かといってハミを外すと躓いたりと課題が多い現状です。まだ体力も付ききっていないため、引き続きしっかりと負荷を掛けていきます。

現在は馬場1周と坂路2本（上限18秒ペース）のメニューで調整しています。この中間も休まずに乗り込めてはいますが、もっと筋力が付いてこないことにはハミを受けた状態で安定した走りを続けるのが難しい様子。そのため、馬にはダクで出来るだけ真っすぐの姿勢をキープする意識を持たせることを心掛けています。それでも嫌がる面は見せますが、ただ坂路を上がっているだけでは目立った変化はなさそうなので、いろいろと試しながら体幹などを鍛えていこうと考えています。

現在は馬場1周と坂路2本（上限18秒ペース）のメニューで調整しています。今週からは坂路主体に乗り込みを進めていますが、ハミ受けに関してはまだ課題を残しています。こちらとしてはもう少し我慢が利くようになるのが理想ですが、馬はどうやって自分が楽な体勢に持っていくかを考えて動いているので、体の使い方がなかなか上達しない現状。引き続き休まず乗り込んでいくなかで、少しずつ覚えてもらうしかなさそうです。

現在は馬場2周と坂路1本もしくは馬場1周と坂路2本（上限18秒ペース）のメニューで調整しています。まだハミ受けや一定のリズムで走り続けることに対して課題を残しているため、無理なペースアップは控えて先週同様のメニューで進めています。脚元や肩の周辺に痛みなどはなさそうなので、やはり気持ちの問題が大きいようです。引き続き休まず乗り込んでいくなかで、精神面での成長も促していきます。

現在は馬場2周と坂路1本もしくは馬場1周と坂路2本（上限18秒ペース）のメニューで調整しています。調教に対する集中力が増すよう、今週からは坂路を2本上がる日も設けてメニュー内容に変化を与えています。ハミ受けに関しては、特に右ハミでのコンタクトを嫌って体勢が崩れてしまいがちなので、上手く支えながらバランスが整ってくればといったところです。来週以降も同様のメニューで進めて、改善を促していく予定です。

現在は馬場2周と坂路1本（上限18秒ペース）のメニューで調整しています。ここまで休まずに乗り込めてはいますが、正直まだ調教をしっかりおこなえているとは言えません。移動当初と比べて馬体には良化が伺えるものの、調教中のハミ受け、洗い場での仕草などを見ても精神面での幼さが目立ち、人間に対しての意識が低い現状です。苦しくなるとバランスを崩して逃げようとしているように、ここからさらに負荷を強めていくにはまだ時間がかかりそうです。

現在は馬場2周と坂路1本（上限18秒ペース）のメニューで調整しています。まだ精神的にかなり幼い面が残っているというか、相変わらず馬が何をすべきなのかしっかり把握できていないようで、調教ではバタバタしているといった状況です。どこかに痛みを抱えているような肢の運びではありませんが、もうしばらくは体力強化を図りつつ、ジックリ進めた方が良さそうです。

現在は馬場2周と坂路1本（上限18秒ペース）のメニューで調整しています。こちらへ来てしばらく経ちますが、精神的な幼さが目立つ現状で普段の仕草からソワソワしていますし、跨ってもまだ何をしていいのか理解していないようなところもあります。コースに出るまでの馬道でも、もう少し落ち着いて常歩を踏んでほしいところです。体力的な面でもまだまだ足りていないため、まずは休まず乗り込んでいけるよう鍛えていきます。